先にこちらから。
自分より優位な立場の人を叩いて引きずり降ろそうという風潮
羨ましい。妬ましい。その気持ちはわかるけど、そういうのに悪態ついてみたところで、自分の今の状況が改善するわけではないのだよといいたい。
人を型にはめようとする風潮
ネット界隈だとネトウヨ、ブサヨなどと言い合っているけど、その言葉を言いたいだけじゃないのかと。自分の気に入らないもの、或いはそれを好む人を何か蔑称で呼んでみたり信者だとかいってみたり、自分と対極にある者という仮想敵をつくってそこにはめ込もうとするこの傾向も、それをして本人は何か得するのかと。
新しいものを叩いて古いものを敬う風潮
これは特に30代以降の人に多いか。最近流行っているものが理解できないのか、調子がいいのが気に入らないのか、自分が知らない新しい文化とか価値観とかを見ては自分の知ってる古いものと比較して、さも古い方が良かったというようなことを宣う人々は昔から絶えないような気がする。
自分は何もせず他人に頼っているくせに、それが頼りにならなくなると文句いう風潮
文句言う前にまず自分が動けと。確かに、個人ではどうにもならない問題、社会問題とか政治問題も多い。でも、今自分がダメなのは本当にそれが原因なのか。お金が無いのは不景気なせいなのか。仕事がないのは政治が悪いからなのか。犯罪が発生するは警察が働かないからなのか。いじめが絶えないのは学校のせいなのか。何でも完璧にこなせる人はいないし、それは公人もかわらない。基本的に他人はアテにならないと心得るべきではないか。過度な期待をすると憎さも100倍ですよと。
ズルをする人が得をして頑張ってる人が報われない風潮
もう何よりこれ。何といってもこれ。今の日本は、定められたルールに従って頑張ってる人よりも、ガンガン反則した方がのし上がれる社会になっている。そして社会や業界で力(権力とかお金とか)があれば反則してもペナルティを免れる。そういう人がトップにふんぞり返っていて仕事してない。そのわりにお金はガッポリ貰ってる。その数倍から数百倍頑張って働いてる現場や下っ端はひたすらワーキングプアで、頑張っても頑張ってもトップの100分の1の収入もないとか理不尽すぎ。で、頑張ってる人の声を伝えるところであるはずの労組が労組として機能してなくて、何か政治集団じみてきてる。労働者の利益でなく、労組自体の利益を求めてる(労組幹部が利益を得られるバイアスをかけている)この本末転倒感。
まぁ、些細な話でもあるんだけど、こういう火種が重なっていくと、致命的な大火事に拡がっていくんじゃないかなと思うわけで。 |