人は、ときに的確な助言をする相手に腹を立てることがある。
それは何故だか、キミはわかるかい。
キミは自分が格上だと認めている人からは、何をいわれても従おうとするだろう。
それがなかなか理不尽なことであっても、だ。
しかし、キミが認めていない相手、即ち格下だとみる相手からいわれることは
どんなに正確であろうが真実であろうが、認めない。認められないんだ。
多くの場合、人が人の話を聞く、それを承認するかどうかにおいて
その話の内容よりも、それを話す人を見ている、ということなんだよ。
つまり、人の話が腹立たしい、癇に触ると感じるのは
キミがそれを話す主を格下の人間だとみているからだ。
ところで、世の中には人の話を聞かない、人の話に腹を立ててばかりいる人が多いよね。
そんな世の中を見てると、人間って、何て奢り高く傲慢なんだろうと思わないかい。
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