Nadja の日記
2012-02-06 23:36:48  VOCALOID曲がプロ級な件

例えば今週トップにきてたこれとか。

作曲もプロ級なら演奏や歌わせ方とかもプロ、PVまでほとんどプロの犯行。

こんなのが、商用でなく、純粋にみんなに聴いてもらいたい、見てもらいたい、ということだけでつくられていることの素晴らしさですよ。本来創作というのはこうあるべきなんですが、商用になるとどうしてもマーケティングの観点が入って、こんなのは売れない、流行りに乗ってこういう感じの曲に、みたいなことに偏向しちゃうんですよね。

それこそ有名な大御所アーティストにもなればある程度好きにできると思うけど、まだ名もない新人ともなると、最初はどうしても保守的な”売れる曲”を書いていくしかない。その点、こういう、つくるのも自由、公開も自由、見るのも自由(見ないのも自由、嫌なら見なきゃいい)、そして何より先達てはお金が絡まない、純粋な芸能としての創作がここにある!ということです。

こういうものが、プロの現場ではなく、歌手もVOCALOIDというツールを使ってまずはつくられ、ボカロだったところが歌ってみたや踊ってみたで人間になり(その歌い手や踊り手も玉石混交だけどほぼプロな人も多い)という広がりをみせる。

アマチュアというにはクオリティが凄い。そして、その作者の情熱も凄い。この展開は今後も注目していきたいですね。


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